中学生の頃、椎間板ヘルニアで悩んだ日々(ヘルニア経験者より)

体の中にあるべき臓器がその場所からはみ出てしまった状態をヘルニアと言うそうですね。

その種類が多くあることを若い頃、私は知りませんでした。
子供の頃から脱腸という言葉をしばしば聞いたものですが、これもヘルニアの一つです。

私は中学一年生の頃、歩くと足に痛みが走るようになりました。
ほんの少しの痛みなので気にせずにいたのですが、
一年が過ぎても治まりません。
しかし体育の時間でもそれほど苦痛にはならない程度のものだったのです。

ある日、近所の内科医で診察をうけました。
「神経痛だろう」と医師が言い、注射をしてもらいました。
私は注射を続けましたが、痛みはひきませんでした。
しかし生活には差支えなく、そのうち私は医院へも行かなくなりました。
そしてそのまま高校へ入学し三年間の高校生活も終えました。
その間、他の病院を受診することもなく過ごしたのです。

痛みがひどくなってきたのは就職して一年目くらいです。
保育所に勤務していたので体を動かすことが多く、
座ったり、立ったりという動作がひどく苦痛になってきました。
また寝ている状態から起き上がる時、腰から下がこわばったような感じで
痛みも激痛という形容にふさわしいものです。

私は鍼灸院を訪ねてみました。
そこの先生は評判も良かったのです。
私は治療を受け、先生は「けんしょう炎だ」と言いました。
通っているうちに少し良くなってきたのですが、やはり治ったわけではありません。

最終的には別の病院で日赤(日本赤十字病院)の整形外科を紹介してもらい、
日赤で詳しく調べてもらったところ椎間板ヘルニアだといわれました。
牽引などをしてもらいましたが、状態が改善せず手術をすることになったのです。
もっと早く治療していればよかったのかもしれませんが、
幸い今は、ほとんど違和感がありません。
術後しばらくはコルセットをつけ、通院も続けなければなりませんでした。

病院では医師から病状の説明を受けました。
骨の間にある椎間板がはみ出てしまい、
骨の間のクッションの役目がはたせなくなって痛むのだそうです。
でも日赤に入院中、患者さん達といろいろな話ができたのは楽しい思い出です。
若い人からお年寄りまで、年齢は様々でした。

おばあさんに怪談話をしてもらい、
みんなで聞きながら怖がったり面白がったりしたものです。
同じ年代の人と悩みを話し合ったりもしました。

手術の経験はやはり嫌なもので、できればしたくありません。
ちなみに私は全身麻酔でした。


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